現代の家は断熱重視です。
こちらはスチロール系の断熱材を使っています。
スチロール系は相対的に断熱係数が高いので当社では
よく使います。
また結露の心配も少ないです。
スチロール系は強度が期待できるわけではないですが、
壁の柱間、屋根に全面に詰め込むので合板と同じで耐震上
も有利に働くのではないでしょうか。
一度実物大実験をしてもらいたいものです。
一方、グラスウール系の断熱材も使います。
こちらも厚みや性能は様々ですがスチロール系に比べると
若干性能が落ちます。
しかし同じ断熱材でもグラスウールはなにより安価です。
重ねて使えばスチロール系と劣らない性能も期待できます。
工務店各社どちらを使うかは悩みどころではないでしょうか。
きちんと計算して気密をとればいいのですがグラスウール系
は結露対策が必要になります。
その点スチロール系は高価ですが施工が比較的簡単かもしれ
ません。
断熱材も当然ながら昔とは大きく変わりました。
昔は申し訳程度に壁や天井に50ミリのグラスウールが敷かれて
ましたが、結露対策も不十分でよく壁体内結露を起こしたものです。
今や50ミリのグラスウールはあまり使われなくなり最低でも100
ミリが使われていると思います。
しかし数か月前のことですが増築の打ち合わせをさせてもらった家
なんですが、まだ築10年も経過していなかったのですが75ミリの
グラスウールが使われていたことがあります。
今時こんな家もあるのかと思いました。
施主さんは何も気にされてませんでしたが。