リフォームの完成見学会、見学に来ていただいた方に

はありがとうございました。

築100年以上の古民家のリフォームですが、施工の仕方に

よってはほとんど前の面影はなくります。

 

 

 

 

 

 

 

 

外観は廻りの家に合わせて焼杉を使ってますが、家の中は現代の

新築の家と変わりありません。

唯一母屋に使われている丸太と梁が前の家の名残を残しています。

 

リフォームは施工の仕方によって大きく施工費が変わります。

どこまで新しくするか、どこまで取り換えるか、耐震や断熱は

どの程度まで確保するか、など。

単純に床は今ある床の上に新しい床板を貼れば床はきれいに

なります。

また壁も上から石膏ボードを貼ってクロスを貼ればきれいに

なります。

設備は取り換えれば新しくなります。

構造躯体がしっかりしていればそんなリフォームでもいいと

思います。

しかし築年数が50年を超えると単純に上から新しいものを貼

り付けるだけでは不安が残ります。

せっかくリフォームするのですから最低でも30年や40年は安心

して暮らせることが必要です。

リフォームの仕事をたくさんしていると前にもリフォームして

いる家をまたリフォームするということはよくあります。

そのリフォームのせいでかえって家が傷んでしまっていることも

よくあります。

リフォームは新築のようにすべてが新しいわけではありません。

どこかに不具合があってもわからない状態で施工することもあります。

それでも何か不具合、瑕疵が生じれば手を掛けた施工者の責任になる

こともあります。

それを防ぐにはやはり構造躯体や壁の中、床下、天井裏まで確認した

うえで施工するのが家にとっては一番です。

リフォームの瑕疵担保責任は民法上一年です。

リフォームでも瑕疵保険はあります。

掛けることができればその部分については5年の保証が得られます。