地鎮祭の準備をしています。
地鎮祭は祭壇を囲むように4隅に竹を建てます。
「忌竹」「斎竹」とも言います。
ここに神様に降臨してもらうために聖域であること示す
ために青竹を建てて注連縄を張り巡らせます。
この竹ですが、地鎮祭のたびに私が実家の竹藪から切ってきます。
当日の朝からでないと竹の葉はすぐに萎れてしまいます。
その竹藪ですが、ずいぶんと少なくなりました。
私が子供のころは実家の集落の北側を塞ぐように茂っていましたが、
今ではところどころ部分的に残っている程度です。
ある程度の管理は必要なんですね。
繁殖色の強い植物ですが、全国的にはどうなんでしょうね。
昔のように土壁の下地に使うといったこともないので、減っている
のかもしれません。
昔、地震が来たら「竹藪に逃げる」と聞いたことがあります。
皆さんはどうですか。
竹藪は竹の根が地面を覆うので地震には強いように感じます。
実際、地震時に竹藪に逃げ込んで助かったという例もあるそうです。
しかし、竹の根はせいぜい地面から30センチ程度の浅い部分を覆っ
ているだけなので、地中の水分が原因で竹藪全体が滑るように崩れ
る土砂災害になった事例もあるそうです。
場所によるんでしょうね。
必ずしも安全とは限らないようです。