50年以上前、今でいう古民家と言われる家はトイレや浴室は

母屋とは別棟で造られていました。

私の実家もそうでした。

子供のころはトイレやお風呂は外に出ていくものでした。

今でもこんな造りの古民家はたくさんあります。

 

木造の家というのは水を嫌います。

台所は母屋にありましたが、昔は土間でそこに竈がありました。

水回りがないので長持ちしているのも事実です。

今回こちらの水回りをリフォームさせてもらいます。

 

 

 

 

 

 

あらかた解体が終わったところです。

床はまだ残っています。

ほぼスケルトンです。

この時代ですから土壁もあれば水回りなのでブロックの

壁もあります。

昔のお風呂は土間(土)の上にモルタルを流してそこに

浴槽を据えて造っていますから、現代のユニットのような

防水性はありません。

洗面所も水が飛ぶことが前提のように壁や床がタイルに

なっていることもあります。

トイレも土間を水洗いすることが多いのでタイル張りで

排水管が設けられていることもあります。

これもあまり防水性はありません。

それで水が侵入してもいいようにブロックの壁がよく

使われています。

しかし現代ではバスユニットから水が漏れることはまず

ありません。

トイレも土間を水洗いする人も少なくなりました。

床は木製のフロアーやCFシートが主流です。

ブロックの壁や土間は必要なくなって木の軸組で十分になりました。

 

不要なブロックの壁は取り除いて新しい間仕切り壁を造ります。