佐渡島に「伝統文化と環境福祉の専門学校」があります。
というか初めて知りました。
今日、その学校の伝統建築学科の生徒さんが会社見学に
来られました。
自社・仏閣を手掛けるための宮大工さんを育成している
学校だそうです。
こんな学校もあるんですね。
大工さんというとほとんどが徒弟制度というか、一人前の
大工さんのところに弟子入りしてそこで仕込んでもらうと
いうのが昔は一般的だったようですが、今ではそこまでで
きる大工さんも少なくなっていますし、その環境下で学ぼう
とする若者も少なくなりました。
若い大工さんと言えばほとんどが一人親方の息子さんがほと
んどではないでしょうか。
昨年も一人、京都で1年ほど見習いをしてきた子が大工さんに
なりたいといって入社してきました。
そしてまた最近、大工さんになりたいといって若い子が入社し
ました。
今日、見学に来た子はどこに入社するかわかりませんが、大工
さんになりたいという若い世代の子が今でもいるというのは心
強いです。
当社では今では珍しく、すべて昔ながらの墨付け手刻みで家づくり
をしています。
この「墨付け・手刻み」が会社としての魅力のようです。
当社は寺社・仏閣までは手掛けていませんが、古民家の改修、伝統工法
の新築くらいまでは手掛けています。
それにはやはり墨付け・手刻みができないと対応できません。
在来の家は別に墨付け・手刻みしなくてもプレカットでも十分です。
というかプレカットのほうが早くて安く済みます。
しかし、墨付け手刻みは伝統的な技術です。
これから先もこの部分は変えることなく家づくりをしていこうと思っています。