今日は協力業者会の安全パトロールでした。
現場監督と協力業者の役員の方、そして当社の設計と
経理の女性にも参加してもらいました。
今回は安全はもちろんなのですが、特に美化に注意してもらう
ために女性にも参加してもらってます。
現場というと男性の世界のようですが、やはり今の時代は女性
目線での意見も必要です。
住宅業界は経済的にも大きな業界です。
しかし、ゼネコンのように一つの現場に多数の職人さんが従事し、
たくさんの監督が現場に常駐して管理をするということがありません。
それゆえ安全や美化に対して厳しい管理がされていないのが実情です。
いわゆる町屋的な感覚があります。
大手ハウスメーカーでも意識は徹底させてはいても監督が常駐している
ところはありません。
つい数十年前までは一人親方の大工さんが職方を率いて家づくりをして
いた世界です。
当時は安全といった意識さえあまりなかったと思います。
ゼネコンの監理を知っている人からすれば「こんなことでいいのか」
というレベルです。
これは工務店や監督が指示すれば改善するというものではなく、各職方
にどうすればその意識を持ってもらえるかです。
根気よく伝えていくか、自ら率先して清掃に回るか、そしてきれいに
なればこんな世界があるということを実感してもらえるようになること
が一番の近道です。
きれいな現場で仕事をしたいのはどんな職人さんでも同じです。
しかしいろんな職人さんが出入りすると「これは自分が出したゴミではない」
という意識が働きます。
その意識を失くせるかどうかです。