今は、お風呂と言えばバスユニット、システムバスといわれる

既製品です。

デザインも豊富で防水性に優れていて施工も簡単です。

ユニットがまだあまり普及していなかった頃、30年ほど前に

なりますが、お風呂を造るのは結構大変でした。

土間の上にコンクリート流してブロックを積み、浴槽を設置して

タイルで仕上げるというなかなか手間のかかる仕事でした。

何よりモルタルやブロックを運ぶだけでも大変でした。

 

今のユニットの欠点と言えばリフォームなどで不規則なモジュール

の中に使うとちょうどいいサイズのユニットがなく、空間が残って

以前より小さくなってしまうことですが、オーダーできるユニット

もあります。

 

ユニットバスはシステムキッチンや洗面化粧台と一緒にショールーム

で実物を見て選んでもらうことが多いです。

ところが、ショールームも工夫されていてやはりいいものが一番目立つ

ようになっています。

また、ショールームの担当もできるだけ高価なものをお勧めします。

そこで思ったよりも予算がかかることがあります。

せっかく新築するのですからそこで思いきるのもいいですが、家全体

の総予算というものがあります。

そこであまり無理をするとほかに回せなくなります。

キッチンは私は使うことがないので何とも言えませんが、バスユニット

や洗面化粧台などは機能さえ満たしていればそれで十分だと思います。

あとは掃除がしやすい、水垢が付きにくい、カビが付きにくくなって

いればそれでいいと思います。

それからトイレの便器ですが、手洗い付きの便器を選ぶ人が少なくな

りました。

手洗い付きは便利で一番節水だと思います。

便器の洗浄水がいくら節水になっても(いまでは3.7Lとか)手洗い器

で何リットルも使っていたら節水になりません。

余談ですが、ある地域で、毎週同じ曜日に同じ時間帯で水道の使用量が

一気に増える時間帯があったそうです。

調べてみると、すごく人気があるテレビ番組があって、その番組が終わる

と同時に水道の使用量が増えていたそうです。

その番組が終わるまで皆さん我慢していたのでしょうか。

 

この節水型便器、節水になるほど便器内の配管が細くなります。

水の流速を確保するためでしょうか。

実際、今の節水型便器はすごく細いです。

これは便器内で紙詰まりの原因になります。

次に便器を通過しても外部の排水管の中や汚水桝で詰まることが多く

なります。

ほとんどが使う紙の量が原因です。

なお、ご存じでしょうがティッシュペーパーは水に溶けないので使わ

ないように。