来週5/22(土)・23(日)に構造の見学会をさせてもらいます。
同じ見学会でも構造見学会は人気がありません。
構造を見てもわからないというのが正直なところで、完成して初めて
家ですから柱や梁が見えているところを見ても実感がわきません。
家も構造などのハードの面よりどんな暮らしができるかというソフト
の面が大事です。
構造というとどんな組み方がしてあって、どんな木が使われているか
くらいしか見るところはないように思われますが、いろんな構造の家
を見て回ると違うところがわかると思います。
同じ柱、梁、根太であっても各社サイズが違います。
直接構造計算にかかる部分であっても、梁などはどれくらいのたわみ
までを許容するかなどは計算時の設定によって変わります。
また構造は軸組だけでなく、断熱も構造です。
どんな断熱材を使ってどれくらいの温熱等級にしてあるか、ZEHクラス
の断熱かHEAT20クラスの断熱かといった違いがあります。
ご存じの方もおられると思いますが、住宅業界は今「ウッドショック」
です。
輸入材で家づくりをしてきたところは今現在材料確保するのが困難に
なっています。
当社では輸入材は使っていませんが、国産材にも影響が出始めています。
この影響がいつまで続くかはわかりませんが、大きな影響が出ればこれ
を機に少しは国産材が見直されるかもしれません。
ホワイトウッドや米松とは違う日本の杉や桧、松といった木がこの家で
は使われています。
そのような観点で見てもらうのもいいかと思います。