新築の家ですが、足場が外れました。
この家の外壁は昔ながらのモルタル下地に吹き付けを
したものです。
サイディングのような継ぎ目のない平滑な外壁に仕上げる
ことができます。
こちらの家はフラットサイディングと言って無塗装の
サイディングの上に吹き付けをしたものでスタッコと
いう仕上げで吹付にやや厚みがあります。
っサイディングには目地がありますが、処理をして目地
を消しています。
こちらは左官仕上げです。
横引きに引きずったような模様を付けています。
模様はほかにもあります。
ジョリパットのようにも見えますが違う材料です。
こちらの家は板貼りと漆喰で仕上げています。
サッシも木製でかなり高級な家です。
板貼りは下見板貼りではなく突き付けですが押さえ縁で
変化を付けています。
今でこそこのような外壁の家は少なくなりましたが、
古民家と言われるような昔の家ではこのような外壁仕上げ
が一般的でした。
今でこそサイディングや塗装剤が色々開発されて使われる
ことは減りましたが、これもなかなかいいものです。
板貼りの外壁は経年で変色しますが長い目で見ると古色に
変化して意外と長持ちするものです。
そのような家は今でもあちこちに残っていて、皆さんも目
にしたことがあると思います。
「築何年だろう」と思うくらいの家もたくさんあります。
それだけ長持ちするということです。