平屋の家ですが、ロフトに上がる階段です。
ロフトにしてはずいぶん立派な階段です。
一般的にいうオープン階段ですが、
実は分解して取り払うことができるようになってます。
いわゆる梯子扱いです。
分解できるように造るのは結構難しいです。
ロフトにある手摺壁です。
結構細い材料で組んでます。
アイアンのようなイメージでしょうか。
頼りなさそうですが、割としっかりしています。
吹抜けにある梁にかかっている細い木は梁の振れ止め
ではなく電灯のスライドレールを取り付けるための木
です。
大工さんが木製の掃き出しサッシの枠を組んでいます。
現代の新築の家は昔に比べればかなり断熱性がよくな
っています。
空調のためのエアコンには適用畳数が記載されていま
すが、これは昔のあまり断熱性のなかった頃の家を基準
にしているらしく現代の家ではもっと広い部屋でも適用
できるそうです。
こちらの家も石膏ボードを土台から梁にまたがって貼る
ことで空気層を確保して断熱性能を上げています。
しかし、掃き出しサッシと玄関は木製建具です。
断熱性能は要求しても外部建具は木製がいいという人も
いるようです。
他の現場では伝統工法で家を建てていますが、この家も
かなり性能のいい断熱材を使っていますが、外部建具は
すべて木製です。
私も木製建具は好きですが、デメリットは必ず伝えます。
それでも木製建具が好きな人はいます。
しかし一方では、築50年以上の家のリフォームでは外部
の木製建具を断熱性能のいい樹脂サッシなどに取り換えて
います。
性能を求めるか、雰囲気や手触りを求めるかの違いなのか、
それとも、ないものねだりなのか。
木製建具で生活している人は性能のいいサッシにあこがれ、
アルミサッシに飽きた人は木製の建具にあこがれるのかも
しれません。
そう言えば旧家などに住んでいた人が新しく家を建てると
引き戸よりもドアを選ぶ傾向があります。
今とは違ったものが欲しいようです。