「目透かし張り」です。
和室のラミネート天井などでよく見かける9ミリくらい
の隙間を開けて天井を貼る張り方です。
こちらは石膏ボードでその下地を作っています。
仕上は和紙です。
和室の天井には木目の模様のついたラミネート天井を使う
のが一般的です。
材料も安価で施工も簡単です。
ところが「なるべく新建材を使わないように」となると
ラミネート天井は使えません。
無垢の杉板を使えばいいのですが、これは高価です。
竿縁天井や格天井などは見た目も立派ですが、材料費も
施工費もかかります。
比較的、安価にそれらしく変化を付けるとすると石膏ボードで
目透かしにして和紙で仕上げることになります。
大工さんが吹抜け廻りの手すりを造作しています。
よく見ると柱の根元が複雑に欠き込まれています。
こちらが手摺壁ですが、まだ笠木はついていません。
しかし柱の頭も細かい細工がしてあります。
完成したらどうのように見えるでしょうか。