「家づくりはわかりにくい」

いざ家を新築しよう またはリフォームしようと思っても

家づくりは本当にわかりにくいです。

いろいろ勉強している人ほど迷うかもしれません。

どこの会社もホームページがあってそれぞれ特色を打ち出し

ています。

もちろんその中には同じような家づくりもたくさんあります。

当社のようになるべく自然素材で大工さんの手刻みでと言って

も完成写真だけ見ればよく似た家づくりはたくさんあります。

実際は違うところがたくさんあるのですが、普通の消費者の人

にはわかりません。

当たり前ですが、どの会社も自社のいいところを前面に出します。

「ムク材よりも集成材の方が強いですよ」

「手刻みなんか古い、プレカットのほうが確実です」

「漆喰や珪藻土は身体に優しくて健康にいいですよ」

「壁や天井はクロスで十分ですよ、安いですし」

「太陽光発電はお得ですよ。売電した分はローンの返済に充てる

ことができます」

「当社はこんな快適な工法を採用してます」

どれもウソではありません。

耐震性能や断熱性能はどこもある程度クリアしていると思います。

念のために耐震等級や評点、温熱等級などは確認しておいた方が

いいですが。

どれを選んでも間違いではないのですが、住み始めてから気が付く

ことがあります。

「やっぱり自然素材にしておけばよかった」

反対に「傷がついたりして、新建材のほうがよかったのでは」

「快適だと聞いていたのに思ったほどではない」

大なり小なりあると思います。

それぞれ特性があっていいとこどりはできません。

今は小さな工務店でもショウルームやモデルハウスを持っています

から、そこを体験した時の直感、家や対応してくれた人も含めて

が一番確かかもしれません。

迷いだすとキリがありません。

家づくりが始まってからのプラン作成。

全く一からプランを作成するところもあれば、ある程度のパターン

を当てはめるところもあります。

メーカーさんなどはいろんなパターンを持っていますから、それを

「そのまま当てはめたな」といったプランもあります。

しかしこれも迷う人にはいいかもしれません。

大きな間違いはありません。ただ、方位を無視してるのかなという

ことはあります。

しっかりとしたイメージを持った人は「この中からしか選べません」

と言われると不満を感じます。

そんな時は他も当たってみた方がいいかもしれません。

全ての会社がそうではありません。

一方、プランは押し付けた方がうまくいく時もあります。

いろいろ弄り回すと「こんなはずではなかった」といったまとまりの

ないプランになったり、どんどん大きくなったりすることがあります。

あまり大きくなると予算が追い付かず「また最初から」ということに

もなります。

これは造る側も自信をもってお勧めする、またはブレーキをかけて

あげることも必要です。

造る側の方が家には詳しい、予算も考えているはずですから。