今リフォームで解体中の家です。
写真はトイレ、洗面、浴室を解体したところです。
写真でもわかるように浴室はもちろんトイレや洗面所も
床と壁はタイルでした。
このような仕上げの家はたくさんあります。
ずっと昔、私の実家などは築60年以上ですが私が住んで
いたころトイレも浴室も別棟でした。
母屋とは別の建物になっていました。
トイレに行くにも風呂に入るにもいったん土間に降りて
いったものです。
洗面所というのは特別なく浴室の横は脱衣室で外に井戸
があったのでそこが洗面所のようになってました。
そして通り土間があって台所は竈のある土間です。
農業をしていたので土間での台所は便利でした。
外から汚れた服装で帰ってきても気兼ねなく食事ができます。
夜は板の間で食事をしてました。テレビでも出てくる卓袱台
を置いての食事です。
それくらい、昔の家は水を嫌いました。
しかし生活するうえでトイレ、洗面、浴室が家の外にあるのは
不便です。
家の中に取り込むには濡れてもいい、水がこぼれてもいい、そ
して床も壁も水洗いができるような造りが必要でした。
そこでブロックを積み上げてその上に土台を敷いて木が水にさら
されないように造っていました。
台所の壁も防水紙とラスを貼ってモルタルを塗ってからタイルと
いう造りをしていたこともあります。
しかし、実際は水洗いなどをすると完全防水ではないので木部に
水が回って廻りの土台を傷めるということは多々ありました。
今では浴室はユニットになり、洗面所やトイレの内装もほかの部屋
と変わりなくなりました。
生活導線はずいぶん楽になったと思います。
私はほぼ毎日事務所とモデルハウスのトイレを掃除しています。
スポンジとタオルをもって。
便器はもちろん床も雑巾がけしています。
それでもトイレはタイル張りで床も壁も水洗いができた方が清潔で
しょうね。