最近新築させていただいた家です。

玄関ですが、昔に比べるとだんだん狭くなる傾向にあります。

生活習慣の変化のせいでもあります。

昔は来客があることが前提でしたが、今は交流も少なくなった

のか来客ということはあまり考えません。

私の家もリフォームする前は玄関の上が吹抜けになっていまし

たが、リフォームで無くなりました。

玄関に入ってすぐ上が吹抜けだと開放感があり家が広く感じます

が、半分体裁(見栄え)というのもありました。

今の人はそんなことは気にしません。

確かに他の人のためにいい玄関など必要ありません。

応接間などは今では死語と言いてもいいほどです。

ついでに和室もそうです。

床の間付きの和室などは当社もあまり造りません。

家の坪数が限られているという理由もあります。

 

来客と言えば、私もそんなに来客があるタイプではありませんが

人が来るとなるとやはり家を片付けます。

当たり前のように考えていましたが、時々来客に無頓着な人もい

るようです。

仕事柄、他人様の家にお邪魔することが多いのですが、失礼ながら

あまり片付いていない家がままあります。

業者のためにわざわざかたづける必要はありませんが、ほかの来客

を迎えるときはどうなのかなと思うことがあります。

片付けが苦手なのか、あまり気にならないのかそのあたりはわかり

ません。

 

片付けと言えばまず玄関ですが、ここがすっきりしていると家全体

がきれいに感じます。

子供さんがいると玄関にはいろんな靴が並びがちになります。

我が家もそうでした。

「何人家族なんだ」と思うくらいいろんな靴が散らかっていた時期

があります。

これを防ぐために玄関を家族用と来客用に分けるという方法もあって

何度か造らせてもらいました。

しかしほとんどの家が玄関は一つです。

いつもきれいに、とまではいかなくともそろえるだけで(後ろ向きに)

きれいになります。

脱いだ靴を後ろ向きのそろえるというのは大事です。

面倒なようで慣れれば何でもありません。

当社のモデルハウスを見学に来られる方、ほとんどの人が靴をそろえて

上がってくれます。

なかには、ただそこで脱ぐだけ という人もいます。

僭越ですが、私はいつも靴を揃えるかどうかを見ています。

モデルハウスと言ってもあくまで人の家です。

ある住宅会社の社長さんが「お客様はまず靴を揃えるかどうかで判断する」

と言ってました。

最低限の作法は必要です。