愛知県にある工務店さんの新築現場です。
古材を使った新築です。
見事に曲がった木材が使われています。
業界では「鉄砲曲がり」と言われる梁として使われる
木材です。
奈良県でもこの鉄砲曲がりの松は時々使われています。
しかし、この材料は新潟県で解体された古民家から譲
ってもらったそうで写真のようにたくさん使われてい
ます。
今の住宅では使いづらい材料ですが、小屋組などにも
使うことができます。
それにしてもたくさんの古材が使われています。
こちらの工務店さんは自社で在庫を持ってこのような
古材を使った家づくりをメインにされています。
見事に真っ黒な古材ですが、これはバーナーで焼いた上
に塗装が施されています。
古民家には黒く光った梁材はたくさんありますが、ここ
まですべての木を黒くそろえることはできません。
上棟時は通りがかりの人が「燃えたんですか」と聞いて
こられたそうですが、それくらい真っ黒です。
古材は一度加工されているのでほぞ穴や欠き込みがあち
こちにあります。
それが味でもあります。
何より難しいのはこのような曲がった古材をどのように組
建てればきれいに見えるかだと思います。
それを組み上げる大工さんも大変だと思います。
とにかくインパクトがあります。
いろんな家づくりがあるものです。