古民家によくある通り土間です。
土間をなくして床を造る準備をしています。
束を建てて大引を敷いたところです。
根太を流して床下地が終わりました。
断熱材を根太間に押し込んでこの上に床板を貼ります。
通り土間は昔は使い勝手のいいものでした
農作業などをして帰ってきてもそのまま台所に行くこと
ができます。
近所の人も靴を履いたまま家の中まで入ってこれます。
今ではそんな使い方はしません。
反対に食事をするところ(台所兼食堂)と寛ぐところ(和室)
の間にあるものですから、段差があって行ったり来たりする
のが大変です。
それゆえほとんどの家が土間をなくして床を造りダイニング
との行き来をしやすくします。
現代の住宅ではLDKが一体になった造りが主流ですからなお
さらです。
家は長持ちしても生活様式の変化にはリフォームで対応する
しかありません。
しかし、この家は築90年ですがそれでもリフォームしてさら
に生活できるのですから、長持ちしますね。