古民家のリフォームです。
リフォームは家一軒丸ごとのような大きな工事になると
引っ越しをしてもらわなければならないこともあります。
古民家のように大きな家になると離れなどがあり、仮住
まいをしてもらいながら進めることもできます。
しかし、住みながらのリフォームは何につけ不便を伴います。
最低生活を続けるだけの設備は必要です。
流し台、お風呂、洗面などは普段の生活に必要です。
今回は流し台は別のところに仮置きして使ってもらい、お風呂
は新設でしたから助かりましたがいつもそのようにはいきません。
そしていざ工事が始まると、解体に伴う騒音やほこりが発生します。
そして、いろんな職人さんが出入りをすることになります。
リフォームであってもほぼ家一軒を造るのと同じくらいの職人さんが
出入りします。
住まわれている人にとっては見慣れない人ばかりです。
それが数か月にわたって続きます。
5月の連休明けから取り掛かった家がやっと完成しました。
ほぼ4か月かかっています。
そしてお引き渡し、長い間ご迷惑をおかけしましたが最後まで
お付き合いしていただきありがとうございました。
さぞ、生活しにくかったことだろうと思っていたのですが、
お住まいの方が、「これで大工さんと会うこともなくなるので
寂しくなります」と仰いました。