これからリフォームするお風呂と洗面所の床下です。
家本体は築60年を超える古民家ですが、水回りを以前に
増築されたようです。
あまり基礎が高くなく、床下が狭くて通気が悪そうです。
床を高くしたいのですが増築された部屋の天井があまり高くなく、
バスユニットの設置のために床下の空間が狭くなっています。
湿気を防ぐために土間のコンクリートを打設しました。
床下の空間が狭ければ床を高く造ればいいようなものですが、
古民家のように古い家では大きな梁が低いところにあったり、
意外と天井が低かったりと自由に高さが設定できないことが
多いです。
通気やメンテナンスを優先するか、生活空間の高さを優先するか、
大掛かりなリフォームをするかになります。
こちらは今新築をしている家の床下です。
今では当たり前のように防止地の土間コンクリートが打設
されています。
そして給水管や排水管は鞘管と言われるチューブの中を通して
基礎のコンクリートを貫通しています。
将来給水管や排水管を取り換えることになってもチューブの中
の管を抜いて新しく取り換えることができます。
また床下も人が侵入してメンテナンスするだけの空間が確保さ
れています。
メンテナンスのための空間も大事ですが、家本体のことを考えると
地面から床がどれくらい高くなっているかが寿命に影響します。
地面はやはり湿気が多いですから、そこからでいるだけ離して
通気を良くしておくことが大事です。