リフォームを予定している家です。

今日は施主さんと現地で仕上がりをイメージしてもらうために

打ち合わせでした。

一番気になるのは寒さのようです。

土壁の家なので本格的な断熱はできませんが、開口部を断熱性

の良いサッシに変えて対応します。

オープンな間取りにはしますが、ある程度部屋は仕切れるように

しておいた方がいいです。

引込の建具で対応すれば夏はオープンになります。

 

写真は続き間の和室ですが、こちらの部屋はLDKになります。

平屋の家で天井は勾配天井になる予定です。

障子の間仕切りを天井までの可動間仕切りにして縁側と一体にします。

縁側はきれいな木製の雨戸がついているので雨戸は再利用して内付の

断熱サッシで対応です。

造る側は仕上がりをイメージできるのですが、施主さんはそう簡単に

イメージできません。

「どうなるのか」という不安の方が大きいです。

なんとなく頭の中にあるイメージを聞き出して具体化します。

この部屋の天井板は今の新建材と違って無垢の板を使っています。

施主さんもそれくらいはわかるようで、できればほかに使ってほしいとの

ことですが、きれいに取れる保証はありませんので可能な限り対応させて

もらいます。

 

古民家の改修は家が大きいだけに費用が掛かります。

どこまで手を付けるかで施工費も大きく変わります。

あまりかけすぎても費用対効果は薄れます。

最大でも同じ家は建てられない範囲で住みよくしてあげるのが理想です。

構造を痛めないようにしてあげれば現代の家よりも長持ちします。