斜面に大和塀を施工しています。
柱は腐りやすいのでアルミの角パイプを使っています。
法面に貼った高麗芝ですが、時期的にも新芽が出だすころです。
芝生にとっては少し雨が欲しいところです。
仕切りの瓦はリフォームで葺き替えた古い瓦を使っています。
板塀も少しづつできてきました。
先日「建築と庭」という講義を受けました。
その中で印象に残ったのが、「外に開かれた庭のような家
と周囲を取り囲んだ家のような庭」でした。
そういえば、現代の家はオープン外構と言って生け垣や塀
のない庭に閉鎖的な家がほとんどです。
ハウスメーカーの分譲地を見ればわかります。
昔の家はそれとは対照的に、生け垣で囲まれた敷地の中に
開放的な家が建てられていました。
これも時代の流れかもしれませんが、家を造る側も庭を造る
側もお互いを無視してはいい家にはなりません。
家を造る側は、施主さんのいろんな要望を聞いているうちに
庭に回す予算がなくなってしまいます。
というか外構に関しては施主さんからに強い要望がない限り
あまり深く考えていません。
しかし、これから先人口が減り、空き家が増えてくると敷地
に余裕のある家が増えてくるという人もいます。
そうなれば、自然と施主さんも庭の方に意識が行くと思います。