「プリズナー・トレーニング」という本をご存知ですか。
我が家の三男が持っていたので読んでみました。
「囚人・筋トレ」といったところでしょうか。
スポーツをやっている人、筋肉トレーニングに興味のある人が
読む本です。
筋トレといえばジムに通ってするものというイメージがあります。
ジムに行けばいろんな器具が揃っています。
バーベルなどは徐々に荷重を増やしていくことで筋力が鍛えられます。
しかし、この本は自重力トレーニング(キャリステニクスというそうです)
によって体を鍛えることをお勧めしています。
簡単に言うと
腕立伏せ・懸垂・スクワット・足あげ・ブリッジ・倒立
で体全体が鍛えられるということです。
器具を使わなくてもぶら下がる所さえあればできるものばかりです。
バーベルなどは局部の筋肉を大きくするにはいいのですが、関節や靭帯を
傷めることが多いらしく、上記のような動作の方が総合的にいろんな筋肉を
使うので効率が良いそうです。
ジムにあるような器具類は最近になって開発されたものでもともとは自重力
によるトレーニングが主だったそうです。
ギリシャの彫刻にあるような体もそうやって作られたということです。
ステップがあって上級になるととても真似のできない動作もあります。
何気なくやってみたところ意外とできなかったのが、ブリッジです。
体が後ろに反らないからです。
前に屈むという動作は普段でもありますが、後ろに反りかえるという動作
はめったにありません。
反りかえることができないので、腕が伸びません。
ブリッジは姿勢の矯正と内臓の働きに良いそうですが。
それときつかったのが倒立。
どちらも若いころはなんでもなかったことができなくなっています。
筋トレ とまではいかなくとも普段から怪我をしない程度の体力と健康を
維持するためにもある程度のトレーニングはしておいた方がよさそうです。
体の柔軟性も必要ですね。
開脚して前に屈む動作があります。
柔らかい人だと足はほぼ180度開き、顔が床につきます。
それくらいできればと思う人もいますが、普段運動をしている人にとって
この柔軟性があると怪我をしにくくなりますが、これといって運動をして
いない人にとっては股関節を痛めるだけ、ということもあるそうです。
何事もほどほどにしておきましょう。