古民家のリフォームの後、外構工事をさせてもらっています。

こちらは北側にある庭です。

外部からの勝手口を造り、燈篭が置かれました。

灯篭の横には蹲とカエルの焼き物が置かれています。

このカエルは施主さんが庭にあったちょうどいい形の石と燈篭

を組み合わせて考えられたものです。

あらかたの整地が終わり、ブロック塀の上に瓦が置かれました。

植木も少し植えられています。

 

時間はかかりますが、少しづつこのように出来上がってくるのを

見ていると楽しいです。

ものづくりの楽しさを感じます。

造っている職人さんもそれが仕事のやりがいになります。

庭のある家も少なくなりました。

また、それを眺める縁側という家の造りもあまりありません。

縁側という造りは日本家屋独特のものかもしれません。

内と外をつなぐ役割があります。

今で言うと、ウッドデッキがそれに相応するのかもしれませんが、

少し違います。

「縁側で日向ぼっこ」などは懐かしいですが、今ではそんなことを

する人もあまりいないのかもしれません。

ある大学で「日本の家でいちばん印象に残っているのは」という

アンケーをとったところ「縁側」という答えが一番多かったそうです。

おそらく田舎に帰っておじいさんやおばあさんの家で体験したのでしょう。