家のリフォームといってもいろんな構造の家があります。
上の写真はハウスメーカーが採用している軽量鉄骨というものです。
おもにブレスといわれる筋かいで構造を持たせています。
こちらはわかりにくいですが、ツーバイフォーといわれるもので
90×40のサイズの木を使って合板で構造を持たせています。
これは重量鉄骨といわれるもので住宅ではあまり採用されていませんが、
頑丈です。
鉄骨同士の接点で持たせています。
柱もほとんどなく大きなスパンをとることができ大空間の部屋が取れます。
リフォームするにしても空間が広いので間仕切りが自由です。
外壁にはALCという軽量コンクリートの板がはられていることが多いです。
このALCは断熱性もあり夏は涼しいです。
こちらは古民家といわれる家です。
木造軸組み住宅ですが、柱や梁が太く土壁と継ぎ手や仕口の柔軟性で
構造を支えています。
伝統工法といわれ、建築基準法制定以前の家です。
現代の住宅のほとんどが採用している在来工法といわれるものです。
コンクリートの基礎の上に土台を敷き筋かいと外壁の合板で強度を保っています。
リフォームもこの在来の家が一番多いです。
今リフォームをしている家です。
化粧柱と梁がとりつきました。
この写真だけ見ると在来工法の家のリフォームのようですが、
実は軽量鉄骨の家です。
化粧柱は鉄骨の柱を板で包んで作ったものです。
中古住宅を購入されたのですが、木や自然素材に囲まれて暮らしたい
と思っておられました。
軽量鉄骨なので「建て替えるしかない」と思われていましたが、
予算の都合上、リフォームを提案させてもらいました。
完成すれば自然素材の家と変わりません。
自然素材の家と銘打っていても構造は集成材といった家もあります。
中身は鉄骨でも自然素材は満喫できます。