古民家の台所をリフォームさせてもらいました。

リフォームする前は新建材で覆われていて天井は

普通の高さでしたが、天井裏に立派な梁が隠れて

いたのでそれを見せるためにかなり高く作りました。

キッチンの上に引き戸がついていますが、天井裏の

物置でもありますが、本屋の屋根裏を点検するため

の点検口でもあります。

その昔は、土間に竈が置かれていて天井は屋根裏が

見えていたはずです。

 

天井が高いと確かに開放的です。

あるハウスメーカーのコマーシャルでも天井の高いことを

宣伝しています。

しかし、生活するうえで天井が高いというのはデメリットも

あります。

空間の容積が増えれば空調機器の負担が増えます。

たくさんの空気を温めたり冷やしたりすることになりますから、

補助的にシーリングファンなどが必要になります。

照明器具も明るめのものを選んだ方が無難です。

解放感というのは天井が低いところもあり、高いところもありと変

化があって感じるものです。

今回のリフォームのように昔、生活していたころの空間を取り戻す

といったたしかな目的でもない限りやたらと高い天井はあまりメリット

はないと思います。