住宅には断熱は必要です。
しかし、こう暑いと断熱材を見ていても暑く感じてしまいます。
夏場の昼間は、太陽の熱を遮るために断熱材はあったほうがいいのですが、
夜は通気をよくするためにはこの断熱材はない方がいいです。
反対に冬場の昼間は太陽の熱を取り込むためには断熱材は障害になります。
反対に夜は暖房の熱が逃げないように断熱材はあったほうがいいということ
になります。
夏場と冬場、昼間と夜間を切り替えることができればいいのですが、そう簡単
にはできません。
そこでメリットの大きい方法として高気密・高断熱の家ができました。
しかし、断熱材は万能ではありません。
今のように昼間に強い日射が当たり続ければ熱は室内に侵入してきます。
これは断熱材が厚くても同じです。
反対に厚ければそれだけ熱をため込んでしまいます。
これが夜寝苦しくなる原因です。
夏場対策としては「遮熱」という考えもあります。
一部ではすでに使われているようで、どれくらいの効果があるかはわかりませんが、
実際に効果があればこれから普及するかもしれません。
これくらい暑い日が続くとエアコンに頼らざるを得ないのも致し方ないですが、
使えば使うほど外気温は上がります。
防犯上問題がなければ、少し我慢してみて網戸による自然の通風を頼りにしてみては
とも思うのですが。
健康にはこれがいいはずです。