今日は構造の見学会でした。
この家は耐震等級3を確保しています。
先日のような地震があるとそのあたりは少し気になると思います。
基準法上の耐力を1とすれば等級3はその1.5倍の耐力があるとさ
れています。
熊本の震災のように震度7クラスが繰り返されると等級3が必要と
言われます。
耐力壁の取り方は間取りに大きく影響されます。
2階建てとなれば直下率も影響します。
プランを作るときまず、構造上問題ないかを検討しながら造ります。
ところが打ち合わせを重ねていくと構造上の問題が出てきます。
「この部屋をもう少し大きくできないか」
「ここに窓が欲しい」
「この壁が邪魔なんですが」
といった要望が出てくると間崩れしていきます。
どこで折り合いをつけるかがこちらの技量です。
同じ等級3でも余裕で3のこともあればぎりぎり3ということもあります。
当社はエアパス工法というパッシブソーラーハウスをメインにしています。
壁にスチロール上の断熱材をはめ込んでいます。
個の断熱材は意外と丈夫で弾力性があります。
屋根にも同じものを使いますが、その上を大工さんがるいて屋根じまいをしています。
それくらいの弾力性がります。
これが壁全体に隙間なく詰め込まれているので同じ構造の家よりも丈夫です。
グループ内だけの試験結果ですが、この断熱材だけでも耐力があります。