今日は6月30日・7月1日に完成の見学会を
させてもらう家の社内検査に行ってきました。
はじめて伺ったときは、しばらく空き家になっていたせいか
うっすらと埃がたまっていて、全体に薄暗い感じがしたもの
ですが、リフォームで一気に明るくなりました。
外部の建具は、なるべく再利用しています。
それで木製の雨戸や網戸を使っています。
アルミサッシを使っているのはは浴室の1か所だけです。
外壁は杉板と漆喰で仕上げています。
木製の建具はアルミサッシにはない趣があります。
気密性はサッシとは比べることはできませんが、家の雰囲気
に合っています。
階段はオープン階段です。
昔の階段は勾配が急ですが、これなら楽に上り下りできます。
古民家の良さを残すといっても水回り、住宅設備は現代の生活様式
あった造りにしておかなければなりません。
生活の中心になるところは現代風に、そのほかの4間取りの和室など
は壁の塗り替えや建具の取替、貼替で対応して昔の家の良さを残します。
どの範囲までリフォームするかはその人の生活次第です。
古民家といえばどこも家自体が大きいですが、間取りの取り方でどの部屋
も有効に使うこともできます。
床の間があるから、仏間があるからといっても必要でなければ日常の生活
空間に取り入れればいいと思います。
そうすれば、まだまだ活用できる家はたくさんあります。