昔は、土間で竈があったところだと思います。

今は、昭和の時代によく施工されたリフォームで新建材で覆われて

いました。

解体作業に入って壁や天井の建材を撤去しました。

かなり長い間燻されてきたのでしょう。

木材がきれいに変色しています。

事前に小屋裏を確認できていたのである程度のことはわかっていたのですが、

施主さんにとっては実際に目の当たりにするのは数十年ぶりのようで、

感慨深いものがあるかもしれません。

正直「こんなだったかな」くらいの記憶しかないかもしれません。

いとどリフォームされた古民家をまた元の形に近づけるリフォームが

増えています。

昔の家だからできることだと思います。

使われている構造材が大きい、断熱材の施工がなされていないので自然に近い

状態で保存されている、などの条件が重なって長持ちしています。

今の家では、そう何度もリフォームするほど耐久性はないかもしれませんが、

造りようによっては可能かもしれません。

なるべく自然に近い状態で自然の木材を使ってあげることで近づけることが

できると思います。