古代ギリシャ時代から使われているもっとも安定するとされる
比率「黄金比」というものがあります。
約1:1.618 約5:8の割合です。
「オームの法則」で有名なゲオルク・ジーモン・オームという人の弟
であるマルティン・オームという人が書いた「初等純粋数学」という
著書の中で「黄金比」という用語が登場します。
黄金比はパルテノン神殿やピラミッドといった歴史的建築物や美術品
に使われていて、自然界でも植物の葉の並び方や巻貝の中にも見つけ
ることができると言われています。
自動車ではトレッド(輪距)とホイルベース(軸距)、左右の車輪の
幅と前後の車輪の間隔ですが、1500ミリの幅に対して2400ミリの間
隔とすることで安定した形になっています。
人の体においても足底から臍までの長さと臍から頭頂までの長さの比
が黄金比なら美しいプロポーションとされています。
名刺やパスポートなどのカードにも利用されています。
「白銀比」1:ルート2という比率もあってコピー用紙に使われています。
桂離宮の外観は横幅1.618に対して高さが1となっています。
皆さんも家のどこかで黄金比にかなっている部分があるかもしれません。