2階の天井の断熱です。
本島や屋根と断熱材との間に空間があったほうがいいのですが、
構造材の丸太を見せるために屋根の裏側に断熱材を施工しています。
断熱材も他にボード系のものもあれば吹付使用の断熱材もありますが、
グラスウール系のものを使っています。
この後、野縁といわれる下地の木に石膏ボード貼って仕上げは和紙です。
仕上げは好みですが、杉の羽目板を使うこともあります。
こちらはほかの現場です。
丸太と石膏ボードで同じ現場に見えますが、こちらは厨子2階といわれる
昔は物置に使われたところです。
薪や藁を保存するのにつかわれることが多いですが、居室に改修する人
もいます。
虫小窓といわれる格子状の開口があります。
どちらも外壁は土壁です。
土壁の家はまだたくさん残っています。
私の家もそうです。
荒壁のままの状態ですから、仕上げに悩みます。
土を上塗りして表面を平滑にしてから、漆喰で仕上げるか、
今風に石膏ボードで下地を作ってから漆喰を塗るか、
仕上げはしないで土の上塗りだけで仕上げとするか。
施工費との兼ね合いもありますが、土と漆喰が一番自然ですが、
少しでも暖かくというなら石膏ボードで下地をしたほうが
有利です。