リフォームが終わったところです。
筋違が表しになっています。
LDKを大きく取ろうとしたのですが、どうしても耐力壁が必要
だったので開放感を出すためにこのように施工しました。
時々採用される施工方法ですが、これも好き嫌いがあります。
今回は、こちらの施主さんには喜んでもらいました。
格子のパーテーションも作ったのですが、パーテーションよりも
こちらの筋違のほうがお気に入りのようでした。
完成すると以前住んでいた家の面影はありません。
私自身もここまで変わるものかと感じています。
つい数年前までのように、スクラップ&ビルドはもう流行りません。
なるべく、今あるものを活用しようとする傾向があります。
これは何より今の景況感からくる不安から大金をかけて建て替えよう
とする人が少なくなったからです。
新築しようにも、いいところに空き地がないという理由もあります。
それならば、いい立地条件のところにある中古住宅を購入して可能
な限り理想に近い形にリフォームするのはいいことだと思います。
もちろん一から建てるようにいきません。
耐震や断熱という点では限度があります。
しかし、新築では限られた大きさの家しか手に入らないのなら、
ほどほどの大きさの家をリフォームしたほうが、住みやすくも
なります。
工務店としては、建て替えたほうが簡単です。
リフォームよりも建て替えを勧めるところが多いと聞きます。
家づくりといっても、新築とリフォームは勝手が違います。
リフォームのほうが難しいです。
今も、他社で建て替えを勧められてきた方と打ち合わせをさせて
もらっています。
リフォームを検討することを勧めたのは当社だけだったようです。
他社さんの話を聞くのは面白いですね。
しかし、これから新築またはリフォームをしようとしている人の
不安を掻き立てるような提案はよくないです。
それも営業の一環かもしれませんが。
建て替えとリフォーム、どちらもメリットとデメリットがあります。
家づくりにこれしかないという方法はありません。
理想と予算と将来性を総合的に考えて、施主さんにとって一番良い
方法を提案するのが工務店の仕事です。