造作の家具です。
造り付の造作家具はよく造らせてもらいます。
これはテレビボードです。
他にもカップボードや本棚、下駄箱、造作のキッチンまで
造ろうとすればいろんなものがあります。
大工さんが現場で加工するものですから、家具屋さんのような
仕上がりは望めませんが、現場に合わせた造作ができます。
もちろん家具屋さんでも現場合わせで作ってはくれますが、高く
なることは間違いないです。
造作は使う材種によって違った仕上げになります。
それぞれ使い方に適した材種がありますが、価格的には針葉樹の方
が安く作れます。
広葉樹は高価ですが、家具はやはりこちらの方がいいです。
この造作の家具ですが、正確にイメージを図面にしなければなりません。
特に有効寸法は大事なのですが、肝心な部分を指定していないと寸法不足
を生じることがあります。
板の厚みもそうですが、縦横に組み合わせていくときに少しづつ控えて造る
ことで家具らしくなるのですが、それゆえに寸法不足を生じてしまったこと
があります。
大工さんは気を効かせてきれいに造ろうとしたがために肝心な部分が寸法不足
となったことがあります。
設計の意図を図面で伝えるのは難しいです。
他の造作にしても変則的な設計をすると間違いを起こす可能性が高くなります。
同じような失敗は他の工務店さんも経験があるようで 大工さんというのは思い
込みが強いそうです。
目の前のことにのめり込んでしまって周りが見えなくなるからでしょうか。
間違いを起こさないように図面を工夫しなければなりません。