屋根材の下に敷く防水のためのルーフィング。

このルーフィングにもいろんな種類があります。

 

上の写真は、カラーベストを施工するために使っている

ゴムアスルーフィングというものです。

調べてみるとルーフィングにはアスファルトルーフィング

と改質アスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィング)

があります。

 

アスファルトというくらいですから、道路に敷くアスファルトと同じ

成分が含まれています。

厳密には改質アスファルトルーフィングとゴムアスルーフィングとは

違うようですが、ほぼ同じもののようです。

ルーフィングは普通タッカーというホッチキスのようなもで野地板に

固定します。

ホッチキス程度の小さな穴と言っても漏水の危険はあります。

改質アスファルトルーフィングの方が付着性や追随性が大きいので

より安全です。

中には粘着性のあるタイプで野地板に張り付けることでタッカーさえ

不要というのもあります。

こちらはガルバリウム鋼板の下地に当社がよく使う遮熱と透湿性のある

ルーフィングです。

ガルバリウムは金属鋼板ですからかなりの高温になります。

また屋根というところは意外と湿気がたまるところでもあるのでこのタイプ

を良く使います。

どれくらいの遮熱性能があるかは体感できるほどではないとは思いますが。

このタイプはアスファルトのように粘着性がないのでタッカーは重なりの

部分にしか打てないです。

これは和瓦の時に使うルーフィングでハイグレードREVOルーフィングという

ものです。

かなり厚みがあり、遮熱の機能もあります。

また、表面に小さな突起が付いていて通気層を作ってくれるようです。

ルーフィングとしては少々高価です。

 

それぞれ特徴があり、一長一短です。

防水だけを追求すれば遮熱や透湿性はなくなりますし、遮熱や透湿性のあるもの

では小さいとはいえタッカーの穴からの漏水の危険性はあります。

そうそう、ルーフィングに雨水が大量に侵入してくることはないと思いますが。

また、単純に「ルーフィング」と検索するとアスファルトルーフィングと

ゴムアスルーフィングによる記事がほとんどで透湿系のルーフィングは指定しない

と出てきません。

両者は扱いが違うのでしょうか。