次世代省エネ基準 2020年にはすべての住宅がこの基準を満たさ

なければならないと言われています。

温熱等級でいうところの等級4です。

たとえば、旧省エネ基準(昭和55年)等級2では天井に使う断熱の

厚さが35ミリだったものが次世代省エネ(平成11年)等級4では、155ミリ

壁では25㎜だったものが85ミリと断熱材の厚さが大きくなっています。

おそらくこれ以上の性能が要求されることになると言われています。

これに備えて省エネ住宅施工技術者講習が全国で行われています。

私も昨年受講してきました。

 

住宅の断熱化が進むのはいいことです。

冷暖房にかかるエネルギーも節約することができ、ヒートショック

などの弊害も少なくなることでしょう。

 

使うエネルギーに限って言えば

冷房にかかるエネルギーよりも暖房にかかるエネルギーの方が大きくなります。

30℃の空気を24℃に下げるよりも、0℃の空気を24℃にあげる方が当然

大きなエネルギーが必要になります。

しかし、実際は暖房に使うエネルギーを10とすると給湯に使うエネルギーと

家電に使うエネルギーは15と給湯や家電に使っているエネルギーの方が大きい

というデータがあります。

今ではあまり使われなくなった太陽熱温水器は省エネには貢献してくれるものです。

また、電化製品がたくさん普及していますがこれもあまり使うと馬鹿にならない

ものです。

 

写真は記事とは関係のないもので、先日お引渡させていただいた十津川の家です。

日が暮れて照明を付けたところがとてもきれいでした。