リフォーム前の状態です。
リフォームが終わると前の面影はありません。
これくらいのリフォームはビフォア-アフターなどで
よく目にされると思います。
古くなった構造材を石膏ボードで覆い、新しい仕上げを施せばどんな家でも
このように変化します。
ただ、元の家の構造がしっかりしていることが前提にはなります。
昔の家は、構造材が比較的大きいという要素もありますが、真壁で今のような
高気密の状態ではないのでいい乾燥状態に置かれているというのも大きな要素です。
断熱性ももちろんありませんから、家の外も中も同じような環境ですから、
結露もめったにしません。
また、金物もあまり使われていないという点でも腐りにくい原因です。
木と金物はあまり相性はよくありません。
結露の原因になります。
しかし、リフォームを施して大壁にして断熱気密性を高めるとやはりどこかで結露
を起こす可能性があります。
金物も使います。
何より覆い隠してしまうので、構造材を直接観察することができなくなります。
真壁なら柱は見えているので何かあればわかります。
そう簡単に腐朽したりするものではありませんが、今までのような耐久際は期待
出来なくなります。
それでも解体してしまうよりは、もう一世代活用できます。
