新築の家の地盤調査です。
これはスウェーデン式サウンディング調査と言って木造住宅でよく使われます。
先端がキリ状になった鉄の棒に荷重をかけながら地中に押し込んでいきます。
25cm下がるまでに何回転させたかでN値を推定します。
N値とは地耐力を表す数値で荷重と1m貫入するまでの反回転数から算出します。
木造住宅の場合、N値は3以上とされています。
回転数が多いほど固い地盤と思ってください。
あまり軟弱な地盤だと自沈と言って荷重をかけるだけで沈んでいくこともあります。
調査の測点は建築予定の建物の4隅と中心の5か所です。
調査結果はやっぱり気になります。
改良工事が不要ならばそのまま基礎工事にかかれますが、必要と判定されれば改良
工事費が発生します(施主さんの負担が増えます)し、工事も結果が出てからの準備
となるので工期に影響します。
改良工事店さんの話ですが、大阪などの家が建てこんでいるところでは改良工事を
行っても隣の家が改良をしていないとその家の荷重もかかって一緒に傾くことがある
そうです。
特に3階建ては傾きやすいそうです。
それはそうですよね。
しかし、実際に改良工事をして傾くという確率は極めて低いです。
保証費の掛け金も安いですから、それほど確率が低いということでしょう。
また、傾く場合は1年か2年で傾くようです。
そして、私が知る限りここ数年は家が傾いたという話は聞いたことがありません。