吉野の十津川村で施工させてもらっている家です。

道路の下に立地しているのでこの角度で撮影できます。

屋根の防水紙(ルーフィング)の施工が終わったところです。

この家は屋根の仕上げは和瓦です。

見慣れないルーフィングですが、見ての通り銀色をしていて

熱を反射するようになっています。表面には細かい突起が付いていて

通気もするようになっています。

震災が起きて屋根を軽くすることが耐震上有利なので瓦葺きの屋根も

土を載せることがなくなって桟葺きに変わりました。

軽くなった反面、土がない分熱が伝わりやすくなります。

そこでこのようなルーフィングが考えられたようです。

他にも遮熱タイプのルーフィングや外壁に使うシートでも遮熱タイプの製品

がたくさん作られています。

確かにこれだけ暑い日が続くともっと効果のあるものはないかと思うくらいです。

冬の寒さ対策も必要ですが、この時期になりとやっぱり暑さ対策の方が重要では

ないかと思ってしまいます。

昔も暑かったですが、ここまでではなかったように思います。

季節の変わり目が急になって、春と秋が本当に短くなったように感じます。

7月でこの状態ですから、8月はどうなることやら。

事務所ではエアコンが活躍してくれていますが、これがまたあまり効かせると

家に帰ってから体がだるくなります。

私は家ではほとんどエアコンは点けません。

幸い、家の立地が田舎なもので周りに田んぼや池があります。

少し風が吹いてくれるだけで涼しい風が流れてくれます。

都会や住宅街では考えられません。

まわりの家がエアコンを稼働させれば外では温風ヒーターが稼働しているような

ものです。

立地条件だけはどうしようもないですが、なるべく機械に頼らない自然を利用した

家づくりをしたいものです。

それには街づくりから考えないとできないのかもしれません。