「吉野かわかみ社中」という一般社団法人があります。
川上村の林業に携わる団体が正会員となって、川上村の林業
の技術を引き継ぎ、活性化していこうとする団体です。
ここ数年は、国産材の自給率はやや回復してきているとはいえ
平成24年の自給率はまだ、28パーセント程度です。
奈良県の林業に限ったことではありませんが、世界でも有数の
森林国(世界第3位)でありながら有効に活用されていないの
が現実です。
国産材は高価というイメージがあるかもしれませんが、それだけ
の値打ちはあると思います。
地産地消ではないですが、そこで育った木が一番その地域(国)
に適しています。
それはすなわち一番長持ちすることでもあります。
ここ十数年、集成材や安価な輸入材を使った家がたくさん建築されて
きましたが、少し以前の家であれば、県内では吉野の木が使われてい
ない家はないのではないでしょうか。
それほど吉野の木はブランドでもあり、重宝されてきました。
幸いここ数年、国産材、吉野の木が見直されてきて当社でも
「奈良の木で家を」という施主さんがほとんどです。
今日、この「吉野かわかみ社中」と川上産吉野材の利用促進の
ための協定を結ばせてもらいました。
今一度、吉野の木の良さを見直してみませんか。