家づくりは奥様に気に入られないと成約できないと言われます。
これは、打合せをしていてもはっきりと感じます。
ほとんどの家庭では主婦の方が家計を預かっていることが多いですし、
共働きが増えたと言ってもやはり家事は主婦の方に負担が大きいです
から自然と奥様の意見が強くなります。
打合せをしていると、ご主人と奥さんで意見が食い違うことは多々あります。
しかし、ほとんどの場合奥さんが勝ちます。
ご主人の方に家づくりに対する思い入れが少ないのも原因ですが。
これもいくつかのパターンがあります。
はっきりとご主人の意見を切り捨てる奥さんもいれば、物腰は柔らかくても
自然と自分の方に持っていく人、ご主人に内緒で決めてしまう人。
私は、男性なのでどちらかというとご主人の味方です。
わからないこともないのですが、「もう少し自分の意見を通されては」とか
「ご主人の家でしょう?」などと思ってしまいます。
家庭内だけでなく、社会全体においても女性はいろんな分野で進出して
います。
それゆえか、数年前から男性の女性化が進んでいるようにも思えます。
実際、仕事の面でも女性の方が的確にこなしてくれることがよくあります。
物腰の柔らかい男性は、確かに打ち合わせをするにしても対外的には
良い印象を持ってもらえるメリットはありますが、今一つ押しの足りなさ
を感じてしまいます。
私も偉そうなことは言えませんが。
「男性問題」という雑学です。
「男だから・・・・してはいけない」
・・・・はなんでしょう。
いくら女性の力が強くなったと言っても
「男らしい男」を理想とする幻想は厳然としてあります。
本当に強い男性もいますが、自分自身の弱さを認められない弱さ
を持っている男性がほとんどです。
自分は強くなければならないと思い込むところに弱さがあります。
本当は、弱い自分の存在を受け入れることで強くなれるといいます。
女性はこれが得意なのだと思います。
男女別の自殺死亡率では、圧倒的に男性が多いです。
女性の方がうつ病になっている割合が高いですが、男性は重篤に
ならないと受診しない傾向があります。
強くなければならないという気持ちから心の疲れそのものを否認し、
無視する習性があってアルコールなどに逃げてしまうわけです。
「住教育セミナー」からの抜粋ですが、男性は昔からそうだったので
しょうか。