滋賀県のある商店街で空家になった家を改修してショールーム
にされた家を拝見させてもらいました。
元の家の写真も見せてもらいましたが、よくここまで再生できた
ものだと思います。
誰が見ても取り壊した方がよさそうな家でした。
もちろん、建てるほど(それ以上かも)の施工費がかかっている
ようです。
寂れかけている商店街やシャッター街にはこのような古民家が良く
見受けられます。
活性化のためには必要というかこのようなショールームができれば
当然人も集まります。
同じショールームを作るならこのような場所を選ぶのも商店街の活性化も
できるのですから、いいことです。
ただ、一般の消費者の方から見るとどんな古民家でもこのように再生できると
思ってしまいそうですね。
確かにできるのですが、前述のようにかなりの施工費を覚悟しておかなければ
なりません。
また現代の住宅のように性能を上げようとすれば古民家の良さは薄れます。
私自身は、古民家と言われる家はなるべくなら残していくべき家だと思いますが、
家は住んであげてこそです。
しかし、住みづらい、施工に多額の費用が掛かるといったデメリットもたくさん
あります。
思い入れがあってこそできることです。