来月完成の見学会をさせてもらう家です。
仕事柄、雑誌やテレビで目に入る家やインテリアには敏感なつもりですが、
やっぱり建て続けているとどこかマンネリ的な所が現れます。
それが特徴と言えば特徴なのですが、いつまでも同じ造りを続けていける
ものではありません。
先日、他社さんのモデルハウスと完成物件を見せてもらう機会がありました。
その会社さん独自のやり方があります。
新鮮ですが、よく見るとやっぱりその会社さん独特のイメージというものが
あり、そこから抜け切れない感じがします。
広葉樹をたくさん使ったり、木部を塗装したり、直線的な構造材だけでなく
変木と言って変わった形の木を取り入れたりと工夫を凝らしています。
しかし、設計者の癖のようなものがあります。
外観も部分的に板貼りにしたり、特殊な吹付材料を使っていることもあります。
屋根は当社は風致地区でもない限りガルバリウムを使います。
これも地域性かセメント瓦しか使わない会社もあります。
多種多彩な仕様もいいと思うのですが、その会社のカラーのようなものは必要です。
一目見て「あの会社の家」と分かってもらえるには相当な棟数が必要になりますが、
変化しながらもある特徴だけは残していかなければなりません。
当社のようにエアパス工法の家を主体にしているとエアパスの独特の越屋根が
特徴になりますが、内装・外観ともに大きく変化させないといけない時期に来
ていると思います。
これから少しづつ変えていきます。
少し工事費がかさむかもしれませんが、そこを何とか乗り越えていきます。