畳下地の施工をしています。
現代の家では床下地はほとんどが合板です。
釘やビスなどの金物が使いやすく、どの方向にも切断できて便利です。
何より今は、床の剛性と言って床面の強度も重視されます。
特に2階の床などは、合板を全体に貼れば1枚板のようになって、地震の力を
下の柱にまんべんなく伝えることができます。
ただ、合板はあくまでも作った時点では強いですが接着剤で繋がっているもの
ですから、劣化はします。
リフォーム工事をよくしていると分かるのですが、合板は湿気を含むと
断裂しますが、杉やヒノキの板はそうはなりません。
日本にも合板を壁に使ったツーバイフォーという作りの家があります。
アメリカではこのツーバイフォーのつくりでも100年くらい持つそうです。
やっぱり乾燥しているからです。
日本は多湿なのでとてもそこまでは持ちません。
あるところで、構造用の集成材を使って橋を作ったそうです。
アメリカではあるそうです。
ところがここは日本です。
数年で通行不可になったそうです。
昔も今も木の橋というのはあります。
伊勢神宮にもあります。(当然無垢の木ですが)
私の記憶では、車が通行していた橋もあります。
さすがにかなり揺れてましたが、バスやトラックが走ってました。
しかし、雨ざらしなんですからさすがに集成材で造った橋では持ちません。