全国古民家再生協会の近畿地区会員大会です。
橿原の市民交流センター「華甍」で開催しました。
滋賀県、兵庫県、大阪府、京都府、奈良県、和歌山県
からの参加です。
基調講演としては、地盤診断機構の田中氏より熊本の
震災状況の報告でした。
皆さんご存知の活断層ですが、地図を見てもやはり断層
の多いところで震災が起きています。
奈良県も例外ではありません。
しかし、奈良県は確かに災害の少ない県ではありますが、
あくまでも北部に限ってのことで南部では、土砂崩れや
洪水による被害がたくさん発生しています。
講演の後は今井町の町並み散策です。
ボランティアガイドの方に案内してもらいました。
歴史を訊いてみると特殊な集落であることがわかります。
周囲に濠をめぐらせた環濠集落で、外部からの侵入を防ぐ
地形になっています。
経済的にもかなり栄えたようですが、天皇制に変わってから
急に寂れていったようです。
町並みはさすがにすばらしいです。
電柱の撤去作業も徐々に進みつつあり、まさに江戸時代の町並み
を再現しています。
民家の町並み景観としては、岐阜県の白川郷を抜いて日本一だそうです。