「屋根裏で鳥が巣を作っているらしい」ということで見に行かせてもらいました。
古民家を移築されたとんがり屋根の家です。
伺ったところ「ヒナが落ちてきた」と言われます。
どうなってるのかと上がらせてもらったところ、巣が気になったのか天井の板を
一部取り外してあります。
そしてヒナが2匹部屋の中をヨチヨチと歩いています。
開けたところから落ちてきたようです。
私は鳥に詳しくないので、種類は分かりませんがスズメやツバメよりは大きな
鳥のようです。
ロフトに上がって屋根裏をのぞいてみても棟木のちょうど反対側に巣があるら
しく何も見えませんが、手を入れてみると巣らしきものがあり、そこでほかの
ヒナが「ピーピー」泣いています。
ご主人「どうしたものか」と言われるのですが、私もどうしていいやらわからず
こんなヒナを育てられるわけもなく、仕方なくヒナを捕まえて巣らしきところに
戻して、天井をふさぎました。
開けておいたところでどうにもなりません。
また落ちてきても困ります。
「巣立つまで我慢してください」「巣立ったらほかの天井を開口して巣を取出し
侵入口をふさぎます」と説明して帰ってきました。
外に出てちょうど巣の合ったところを見ていると親鳥がエサか巣の材料になるよう
なものを咥えてやってきました。
棟木の上にとまったかと思うとまた飛び立っていきます。
陰になったところに小さな穴があるようです。
自然の成り行きとは行っても屋根裏で巣をつくられてはヒナの鳴き声がすごく気に
なるようです。
かといって生まれてしまったものを処分するわけにもいきません。
巣立つのを待ってもらいます。