奈良県の住宅市場の調査の中でこんな調査結果があります。
建築面積の平均 135㎡(40.83)
建築費 3,253万円
やっぱりというか建築費は3000万を超えるようです。
住宅の供給シェアは工務店、ハウスメーカーともに約4割、他2割が
ホームビルダーです。
価格帯の構成は、3000万以上が57.8% 2400万から3000万未満が
26.7%です。そのほかが2400万未満です。
低価格帯の住宅が目立つようで意外と少ないようです。
価格帯を上げているのはやはりハウスメーカーでしょう。
当社は、木の家とか自然素材に惹かれてくるお客様が多いですが、
ハウスメーカーを巡ってくるお客様はやはり予算に余裕があります。
一方、「2000万までで建たないでしょうか」というお客さんもいます。
この予算、どこかからどこまで含めていいのかわからないのが正直な
ところです。
「いくらくらいで建ちますか」と訊かれても、どこまで含めて話せば
よいのかわかりません。
電気屋さんで「テレビはいくらですか」と訊かれているようなものです。
特に当社は、標準仕様というのがありません。
住宅設備もどこのメーカーの物を選ぶのも自由です。
造作家具もあれば家に附帯する造作もあります。
結局は今までの施工例を持ち出して、「引渡の時いくらでした」となります。
予算は大事です。
大幅に超えてまで建てることはないと思います。
ただ、当社としては(どこも同じですが)理想を提案します。
誰しもいい家を建てたいです。
いろんな住宅会社がある中で「注文住宅」と言いながら本当に「注文住宅」
を作っているところは少ないのではないでしょうか、
あるパターンを当てはめているだけのように感じるプランがあります。
そのプランが誰が住んでも最善なのかもしれませんが、それは注文住宅では
ありません。
当社もまだまだデザインや提案という点では改善しなければならないところは
たくさんあります。
打合せを重ねるのはいいですが、不安は双方にあります。
施主さんにしてみれば、「この会社に頼んで大丈夫だろうか」「信用していいの
だろうか」と不安です。
一方、施工側もこの施主さんを信用していいのだろうかという不安もあるのです。
一生懸命、打合せをしてプランを出し、本当に契約に結び付くのだろうかといった
不安です。
打合せやプラン提案・見積を有料にしている会社もあります。
当社は今のところは無料です。いずれ有料にしようと思ってます。
これはかなり前から考えていることですが、社内で反対が多いです。
今も打合せやプラン提案・見積は無料のところが多いです。
それだけに施主さん側はそれが当たり前のようになってもいます。
無駄になった場合のそれまでかかった経費はほかの契約してくれた施主さん
の負担になっているのです。
これが申し訳ないので、有料にしたいのです。
契約できなくても仕方ないのですが、プランをそのまま持って行かれるのが
「一番嫌」です。それだけまじめに考えてます。
ですから、こちらからは積極的に営業をかけずに本当に当社の家づくりを理解
してくれていると判断できる人だけをお客さんにしたいのです。
どこもきっとそうでしょうが。
施主さんと工務店またはハウスメーカーにも相性というのがあります。
いい家を提案してくれる いい家を造っている がどこかうまく乗れない
とっつきにくい ということもあるでしょう。
そこは「ご縁のもの」だとわたしは思ってます。