昔から、物の量や長さを計る器具というか道具というものがあります。
桝、これはかなり昔からあります。
私も小さいころに見たことがありますが、最近は見ないですね。
他に計量器があります。
この桝、中世のころには規格が統一されていなく、年貢を徴収する
収納桝と給付用に使う下行桝と言われるものがあって下行桝の方を
容量を小さくすることで領主がその差を手に入れていたといわれて
います。そのようなことは、近代でもあったかもしれないですね。
この桝で思い出したのですが、ポン菓子というのをご存知でしょうか。
今でも、お菓子として売られているのをときどき見かけます。
子供のころ、これを作って回っている人がいました。
道端に座り込んでお客さんが来るのを待っていました。
覚えのある人もいるかと思います。
写真のような機械を使って造ってくれます。
(もっと旧式な形をしてました 今もあるんですね)
お米を持っていくと作ってくれます。
代金は取りません。
子供ながらも「なんでお金が要らないの」と母親に聞きました。
お金ではなく、持って行ったお米の一部を収入として受け取って
いるのだと教えてもらいました。
お米を手に入れるための行商のようなものです。
おそらく、農家周辺ばかりを回っていたのでしょう。
造ってくれる量も今のような小さな袋ではなく一斗缶と言われる
大きな缶にいっぱいでした。
おいしかったのでまた来てくれないかと思ったものです。
そんな時代もあったんですね。