シックハウス 最近あまり話題に上がらなくなりました。
新建材の規制や計画換気が普及してきたからでしょうか。
実際、計画換気を回しっぱなしにしている人は少ないと思いますが。
当社も以前はよく、シックハウスの症状があるからと言って来られま
したが、少なくなりました。
どちらかというと「自然素材の方が体にはいいだろう」「少なくとも
新建材よりは安全」「新建材に比べて温かみがある」「年数が経過して
もそれなりに味がある」と言った理由から使う人が多いです。
久しぶりにシックハウスだからという人が来られました。
モデルハウスに来てからどれくらい時間が経過しているか計っておられた
ようです。
すぐに症状が現れるわけでもないようです。
ご存知のようにシックハウスは、新建材などに含まれるVOCという揮発性
物質が原因で引き起こされます。
住宅に使われている建材だけでなく、家具やカーテン、カーペットにも含ま
れています。
建材等級の☆のマークが付いている限り何らかの物質は含まれています。
このマークがついていないものが規制対象外ですから、こちらの方が安全です。
これ以外にも化粧品や芳香剤も原因の一つです。
シックハウスの症状のある人は、何に反応しているかはわかりません。
それだけに「当社の家なら大丈夫」と簡単には言えません。
自然素材の家に取り組み始めた頃、ハウスクリーニングの後にドイツの自然塗料
である室内用の床オイルを使ったことがあります。これに反応した人がいました。
ドイツの自然塗料だから大丈夫と思ってしまいましたが、規制対象の製品でした。
今日来られた方は、中古の家でも反応したし、断熱材にも反応したらしいです。
中古の家は年数が経過していて揮発性物質はかなり出てしまっているはずですし、
断熱材などは、構造上も室内に影響するほどのものではないと思っていました。
住宅雑誌を参考にして自然素材の家を探し始めたそうですが、「壁に珪藻土、
床はパイン材」という工務店が多かったそうです。
珪藻土 何を使って固めているのか
パイン材 輸入材には添加物はないのか
調べ始めるといろいろ気になってくるそうです。