今日、お引渡させていただいた家です。
これは、ネスターマーティンというストーブです。
ガラス面が大きく炎が良く見えます。
もうすでに、薪を詰め込んだパレットが届いていました。
ブルーシートの下には現場で出た無垢材の端材が置いてあります。
薪ストーブは大きいほど熱量も多く部屋がよく暖まりますが、
それなりに薪が必要になります。
当社は、木材は天然乾燥の無垢材を使います。
ストーブを設置される家は、この端材をそのまま残しておいて
燃料に使ってもらいます。
ただ、家づくりに使う木材はほとんど杉、ヒノキといった針葉樹です。
針葉樹は着火しやすいですが、燃え尽きてしまうのも早いです。
理想は、やはりクヌギ、ナラといった広葉樹です。
時々工務店さんから端材を燃料に貰っているという話を聞きますが、
集成材や輸入材が混じっていることがあります。
これは薪ストーブの燃料には使わない方がいいです。
集成材はボンドが使われています。
無垢材より高温に燃えることもありますし、有害なガスを排出する
かもしれません。
また、輸入材は貯木するときに海水に浸かっていることがあります。
木材に塩分が含まれてストーブの内部の錆が発生することもあります。
薪集めに苦労する人もいますが、一度体感するとやめられない良さ
があります。
手間がかかりますが、それもストーブの楽しみの一つです。