築100年くらいの古民家になると使われている部材が
どれも大きいです。
今の住宅は、計算された部材が使われるので、特別
化粧で見せるような梁でもない限り大きな部材を使う
ことはありません。
昔は構造材に予算をかける人が多いというか、それが普通
だったのかもしれません。また、大きな部材も豊富にあった
のでしょう。
たまにとんでもなく長い、10mを超えるような梁がかかって
いることがあります。
「どうやって運んできたのか」と聞いてみると「裏の山から
切り出してきたらしいです。」と言われます。
どこからでも調達できたのでしょう。
また、そういった仕事のできる人たちがいたのでしょう。
これから先、将来 古民家と言われるような家を造っていくには、
計算づくめではなく大きめの部材を使っていくことも大切なの
かもしれません。