犬走りです。
最近は、めったに施工することはなくなりました。
家の周囲を歩きやすい、水跳ねなどが無くなり基礎
の周囲の汚れ防止になるといった利点があります。
昔は雨樋のない家がほとんどで、その雨ダレの対策
として施工されていたり、シロアリの侵入を防ぐため
ともいわれます。シロアリが基礎の下を通過して屋内に
進入するのですが、現在のように防湿シートとコンクリート
で固められた状態だとシロアリは侵入できません。
また、構造上メリットがあるわけでもないので、自然と
なくなってきたのでしょう。防犯上も人が歩いていても
足音が聞こえないので、砂利などを敷く方がいいかも知
れません。
余談ですが、犬しか通れない巾ということで犬走りと
言われるようになりましたが、施工の経験のある人は
ほとんど猫に悩まされます。施工後、必ずと言っていい
ほど固まっていないモルタルの上を猫が走って足跡を
つけていきます。